インプラント治療
インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、天然の歯とほとんど変わらないしっかりとした噛み心地が回復します。また、セラミックなどの歯冠を取り付けることで見た目も天然の歯と遜色なくほとんどわからなくなります。
入れ歯が合わない、ブリッジではよく噛めないなど、従来の治療法とは比較できないほどの噛む機能を取り戻すことができます。しかも、周りの歯を削ったり、支えとして使うようなことがないため、残っている健全な歯に負担をかけることもありません。
入れ歯などでお困りの方、見た目をより自然な感じにしたい、気にせず噛みたい、そのような方に適した治療法です。
インプラントの素材はチタンで出来ています。チタンは骨との密着性が良く、拒絶反応を起こさないことが明らかになっています。
インプラント治療
1)歯肉を切開し、歯のなくなった顎の骨にインプラントの挿入スペースを作ります。
2)インプラントを埋め込みます。インプラントを露出させた状態でインプラントと顎の骨が密着されるのを待ちます。患者さんの状態にもよりますが、約3ヶ月〜6ヶ月程度です。
3)顎の骨に十分密着されたのを確認し、インプラントにセラミックなどの歯冠を取り付けます。
インプラント治療は、基本的に顎の骨の骨量が、量・幅とも十分にあれば可能です。
しかし、歯周病が進行していて歯の周りの骨がなくなっている場合や骨粗鬆症で骨がスカスカといったような、顎の骨の量が十分でない場合にはインプラント治療はできませんが、状態によっては骨再生治療を行うことでインプラントを埋入することが可能になります。
インプラントは虫歯にはなりませんが、天然の歯と同様にしっかりとケアをしていなければ歯周病(インプラント周囲炎)にはなります。
ケアを怠り放置すると周囲の骨が痩せて最悪、インプラントを除去ということもあります。長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが大切です。